寒さ・寒暖差で自律神経が乱れる理由|めまい・吐き気・疲れ・不調の原因と改善方法
この記事では、「寒いと急に具合が悪くなる」「冬だけ体調が崩れる」「寒暖差で自律神経が乱れる」といった方に向けて、医学的な仕組みと改善策を専門的かつ分かりやすく解説します。
冬は「自律神経の不調」が激増する季節
冬の相談で最も多いのが、以下の症状です:
- 寒い日だけめまいが起きる
- 寒さで急に吐き気が出る
- 寒暖差で頭痛・肩こり・息苦しさが悪化
- 朝つらくて起き上がれない
- 冬だけ動悸や不安感が強くなる
これらはすべて、**寒さと気温差が自律神経のバランスを乱すこと**が大きな原因です。
1|寒さで自律神経が乱れる医学的な仕組み
寒い → 交感神経が急激に働く
人の体は寒い刺激を受けると、
- 血管をギュッと締める(体温を逃さないため)
- 心拍数を上げる
- 筋肉を緊張させる
これらはすべて交感神経の働きです。
急激な寒暖差 → 自律神経がパンクする
屋外の5℃ → 室内の22℃
このような急激な「気温ギャップ」は、自律神経にとって強いストレスです。
すると…
- 血管の拡張・収縮が追いつかなくなる
- 脳の血流が乱れる
- 内臓の動きが低下
その結果、以下のような症状が出ます。
寒さ×自律神経で起きる症状
- めまい
- 吐き気
- 急な疲労感
- 頭痛・肩こり
- 動悸・息苦しさ
- 耳鳴り・ふらつき
- 朝起きれない
2|寒さで悪化しやすい具体的な症状
① 寒さ × めまい
寒さで血管が収縮 → 脳への血流が不安定 → ふらつき・回転性めまいが起こります。
② 寒さ × 吐き気
胃腸も自律神経で動くため、寒いと胃の動きが低下し、吐き気・食欲低下が起こります。
③ 寒いと異常に疲れる理由
- 体温を維持するためにエネルギー消費が増える
- 交感神経が過剰に働く
- 筋肉が常に緊張する
これらが重なることで「寒いだけで疲れる」状態になります。
3|寒暖差疲労チェック(当てはまったら注意)
- 気温差があると急にだるくなる
- 寒い日にめまいや吐き気が出る
- 冬だけ頭痛・肩こりが悪化
- 手足が冷えやすく、温まらない
- 朝起きた瞬間つらい
- 冬は気分が落ち込みやすい
- 外出すると疲れが一気に来る
3つ以上当てはまる → 寒暖差に弱い体質です。
4|寒暖差に弱い人の特徴(損しやすい体質)
- 冷えやすい(末端まで血流が届かない)
- 呼吸が浅い(胸式呼吸)
- 筋肉が硬い(特に首・肩・背中)
- 姿勢が悪い(特に猫背、いかり肩、ストレートネック)
- 胃腸が弱い
- ストレスを溜めやすい
- 睡眠が浅い
このタイプは、気温差の刺激を受けたときに自律神経が過敏に反応し、症状が出やすくなります。
5|寒さで乱れた自律神経を整える対策(保存版)
① 朝一番の「四股(しこ)を踏んで」でからだのスイッチを整える
冬は寒さで体温を上げたいため、呼吸が浅くなりやすく、交感神経に偏ります。
お相撲さんの基礎訓練の四股(しこ)をゆっくり20回ほど行うと
足腰、骨盤安定します。また、真っすぐ前を向き、足を開いてしゃがんだ姿勢は、横隔膜が正しく動き出します。
そうすることで早く熱を上げきる(交感神経が役目を果たし、副交感神経に切り替わる)
四股の正しい姿勢で横隔膜が動き出し、副交感神経が優位になります。
② 首まわりを温める(最も効果が高い)
首は自律神経の中枢(延髄)があるため、
ここが冷えると全身の調整が狂います。
③ 胃腸を温める(寒さによる吐き気対策)
胃の動きは副交感神経支配。温めると動きが回復します。
④ 夜は「自律神経を落ち着かせる呼吸」で体を休める
吸う1:吐く2の比率でゆっくり。
⑤ 寒暖差を作らない服装戦略
- 首・手首・足首の「3つの首」を冷やさない
- 家の温度差を±5℃以内にする
6|寒さ・寒暖差で悪化した不調の症例(3例)
症例1|寒い日にだけめまい → 首の筋緊張が原因
冬になると回転性めまい。
首の緊張が強く、血流が滞っている状態。
施術で首〜後頭部の緊張が取れるとめまいほぼ消失。
症例2|寒暖差で吐き気 → 横隔膜の固さが原因
冬のみ吐き気と食欲低下。
横隔膜が硬く、胃が圧迫されていた。
呼吸改善+内臓調整で2週間で改善。
症例3|寒いと強い疲労感 → 全身の過緊張が原因
外に出ると急に疲れる。
筋肉が常に緊張しており、自律神経が高ぶっていた。
全身調整で1ヶ月で疲労感が大幅改善。
この記事の監修・執筆者について
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本記事は、整体・身体調整の現場で
自律神経の乱れに関連する不調の相談を多数受けてきた専門家の視点から、
医学的な断定を避けつつ、分かりやすさを重視して執筆しています。
- 整体・身体調整を中心とした臨床経験
- 寒さ、寒暖差と自律神経の不調などの相談実績
- 医療機関との併用を前提としたサポート方針
記事内容は、特定の治療や診断を目的とするものではありません。
症状が強い場合や不安がある場合は、医療機関への相談が推奨されます。
よくある質問(寒さ×自律神経)
寒いとめまいが出るのは自律神経が原因ですか?
寒さで血管が収縮し、脳の血流が不安定になるためめまいが出やすくなります。
寒暖差で吐き気が強くなることはありますか?
胃腸の動きが寒さで低下し、自律神経が乱れると吐き気が起こります。
寒いときに疲れやすいのは異常ですか?
異常ではありませんが、自律神経が乱れているサインです。体温維持でエネルギー消費が増えます。
寒暖差疲労はどれくらいで治りますか?
軽度なら1〜2週間。慢性化している場合は1〜2ヶ月かけて整えていく必要があります。
冬だけ体調が悪くなるのは自律神経が弱いからですか?
自律神経が過敏になっている可能性があります。首・横隔膜の緊張も関係します。