なぜ、うつ伏せのマッサージで息苦しくなる?

うつ伏せマッサージ

うつ伏せでマッサージされると息苦しくなるのは、普段から呼吸が浅くなってしまっています。
そこに、うつ伏せをすること自体が負担になり、さらにマッサージを受けることで侠客、腹部が後ろからつぶされ自分のペースで呼吸ることが困難になります。また、浅い呼吸のまま穴あきベッドにうつぶせになると、閉所恐怖症のように体は興奮しこわばります。
さらに背中を押す行為は、背中にある交感神経幹を直接刺激するので、ますます体は興奮、呼吸は浅くなり、息苦しくなり筋肉は硬直し始めます。もっと呼吸が制限されると生命の危機を感じパニック発作、パニック障害などの症状を起こしたりします。パニック障害をお持ちの方は、うつ伏せで発作を起こすこともしばしば。

 

 

このように、筋肉が固いから揉み解せば呼吸が深くなるだろうと思いこんでいると、危険な目にあうこともあります。

 

 

マッサージができない程の浅い呼吸について

 

うつぶせの女性
呼吸は2種類あり、

  • 自分で行う意識的な呼吸
  • 無意識で行う自律神経的な呼吸

 

があります。普段何気なく呼吸をしているときは、無意識で行う自律神経的な呼吸が活動して、加えて自分で行う意識的な呼吸を保持的に用いて生命維持をしています。

 

無意識で行う呼吸は、胸郭の陰圧による反射的な呼吸です。吸気や呼気をヘーリングブロイエルという自律神経の反射で切り替え自動的に制御しています。

 

片や自分で行う意識的な呼吸は、呼吸筋の柔軟性に依存します。呼吸筋が固くなれば、関連する僧帽筋や脊柱起立筋、腰方形筋が緊張しますので肩こり首コリや背中のこり、腰痛を感じます。マッサージを受けたくなる衝動はこれらのコリや張りを感じた時に起こるものです。

 

もし、普段の姿勢やストレスの影響、年齢による呼吸力の衰えがあるなか、安易にマッサージを受けた場合は、胸郭が潰され少ない呼吸の範囲を制限され息苦しさを覚えます。

 

 

対処法

 

息苦しい女性
対処法は選択する事ができます

  • マッサージを受けない
  • 横向きでマッサージを受ける
  • 呼吸力を取り戻してからマッサージを受ける
  •  

マッサージは慰安行為で、筋肉を一時的に緩める行為です。また刺激により自律神経系は興奮し、時間をかけてさらに酷いコリを形成します。
それでもマッサージを受けたい時は、横向きで胸郭や腹部を圧迫しないようにして受けましょう。
根本的にコリも浅い呼吸も改善したい場合は、呼吸力を取り戻すべきです。無意識の呼吸が十二分にできるときは、筋肉に血流で酸素がいきわたりコリが解消されています。座禅を組んだり、姿勢を正すことで深い呼吸へを手に入れることが可能です。自分で取り組むのが大変な場合は、オステオパシーなど無意識の自律神経へ直接アプローチできる施術を受けるもの一つの手です。

 

 

 

 

 

この
なぜ、つ伏せのマッサージで息苦しくなる?
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鈴木 友貴(すずき ともたか)
鈴木 友貴(すずき ともたか)

 

柔道整復師・はり師・きゅう師(国家資格)
仙台市若林区生まれ・仙台市太白区育ち
オステオパシー歴14年東洋医学歴20年

 

国家資格の免許証

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