
オステオパシーは、自律神経系に働きかけ呼吸を深くします。
無理に呼吸を促すのではなく、そっと触れながら、あなたの体で一番呼吸が活動的な部分にアプローチし
無意識で行っている安静時の呼吸を深めます。
浅い呼吸が続く方は・・・体が傷みやすく、こりやすく、精神的に落ち着かず、冷えやすくのぼせやすい、動悸、不整脈、胃腸が荒れ、聴力が侵され、髪は抜け、肌があれ、眠りも浅くなります。
安定した深い呼吸は、無駄に力まず、コリや痛みを回復し、精神的に安定をもたらし、血流は豊富で穏やかに流れ、内臓の不調の調律を整え、姿勢を支える。このように自律神経の働きを安定させます。
安定した深い呼吸が出来れば、自律神経が整い、体の力が抜け痛みも、不安も内蔵の不調も改善されます。呼吸は、常に動いてあなたを癒し管理してくれます。
更年期障害のホットフラッシュや気持ちの不安定も、自律神経の交感神経系の活動過多が関与しています。
触っているだけの様に見えますが、
あなたのお身体へこちらから働きかける事を一切やめて、何が起こっているのか?を観察しています。
横になって休んでいるあなたの呼吸や関節、筋膜の動きを観察します。
そうすると、左右の手に入ってくる呼吸の感じに違いを感じます。
例えば、左は吸った時には良く動くのに、右は動きが少ない。
何か右肩が骨盤方向に引き込まれる感じ。
等々。
しばらく観察をしていると、徐々に左右の手に入ってくる情報がそろってきます。
そして、徐々に呼吸が深くなってきます。
捻じれた感じも伝わらなくなってきます。
呼吸が深くなってきたりもします。いびきをかき始める方もいます。
呼吸の制限が解除されるのは、関節の緊張や筋膜の緊張がほどけるからです。
という事は自律神経が落ち着いて来てる証拠になり、
一度活動的になった呼吸は、自律神経の活動を安定させます。
最終的には、かなりゆったりした呼吸に代わります。
ゆったり長く吸い込んだり、かと思えば呼吸をしない時間が長かったり
様々な、反応を見せ、安定した状態が現れます。
普段生活している中で、ご自身のお体の中での変化と言う物に気が付けますか?
99%の方は何も感じないはずです。症状が起きている時のみ感じるはずです。
ですが、常に自律神経や血流など様々なシステムが体内で活動しています。
手を添えて、からだの動きを観察することで
自律神経という言葉だけでは表現できない自然治癒力が働く準備が整います。
呼吸が深く整ってくるという事は
胸郭と言われる肺を包む組織の緊張が解かれ、
背中にある交感神経幹へリラックスした信号が絶えず送られるようになります。
そして毛細血管血流も増え緊張した筋膜や靱帯も緩めていきます。
体の緊張が落ち着いてくることで、あなたに備わっている自然治癒力が働き始める
施術者の私が治すのではなく、その緊張を解くお手伝いをしているだけなんです。
これは一般的なオステオパシーでは無く、言葉だけでは伝わらない
手から手へと伝えられた
古典的、伝統的なトラディショナルオステオパシー本来の技法と言われています。
ほかの整体、ゆがみ矯正治療、鍼灸は刺激を与え体の痛みを麻痺させます。
強い刺激は感覚を麻痺させます。
鍼灸も傷をつけて反射的に症状を麻痺させます。
お薬も症状を抑える対処療法です。
痛み止めを使い続ければ、やがて効果を感じなくようになる減少と同じく
抑え込むのは限界があります。
また、抑え込んでも人のからだは不調に気が付いてほしいため、ほかの症状を発症することもあります。
マッサージやストレッチ、カイロプラクティック、鍼灸、手術を身体に施した場合、どんな事が起きているか考えてみましょう。
マッサージやストレッチは気持ちが良い、伸びてイタ気持ち良いい、痛いという感覚を得ると思います。
これらは全て自律神経の交感神経が興奮することにより得られる感覚です。
分かりやすいのは、痛い!ですよね。防御反応です。
多くの方は、この自律神経の反応を考慮せず
マッサージやストレッチをした後の筋肉や靱帯は
気持ちよければ弊害はないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが
オイルマッサージなどを受けた後に、フワフワする感覚に襲われたことはありませんか?
あれは毛細血管が収縮して体が興奮しアドレナリンが放出され
一時的に感覚麻痺を起こしているからです。
実際にオイルマッサージを受けた部分を触ると感覚が鈍くなっています。
この様な現象は一時的な物でなく、しっかり痕跡を残します。
カイロプラクティックで関節をいじる事も、鍼灸で体の中に物を入れる事も、極度の熱を通すことも、手術で身体に傷をつける侵襲性がある物は全て痕跡を残します。
これをオステオパシーでは『足跡』と呼んでいます。
※私も多少動かすようなテクニックを用いたり鍼やお灸を施すコースもありますが、足跡を残さない様、細心の注意を払っています。
また、お酒やたばこ、カフェイン、食べ過ぎ、性行為、大麻や覚せい剤(やったことありませんが)なども気持ち良いとされる行為と同じです。すべて不健康な行為です。
私のクライアントさんも始めてお越しいただいたときに
『足跡だらけ』という事が多々見受けられます。
ですので、手で弊害を起こす事は沢山あると思われます。
マッサージやストレッチを受ける回数が多い方は、固く足跡だらけで治るまでが大変です。
ボキボキが好きな方も足跡だらけで、交感神経が高ぶって身体は固いしもう大変です。
この手の後の様な現象を、オステオパシーでは『足跡を残す』と表現しています。
オステオパシーなら何でも安全ではありません。この足跡の概念を知らないオステオパスが多いんです。
教えられても、自分で足跡を付けているかどうかも理解するまでは
経験の積み上げが必要と思われます。
『軽く触れなさい』『手を作りなさい』など的を得ていない教え方が蔓延しているのも問題なのですが
この足跡は、施術の強弱だけでなく、施術者の気持ちも関わってきます。
『治してあげたいから丁寧にしよう』
『ココはどうかな、固さが残っていないかな?』
『キッチリ施術しよう』
等々、施術者の意図が全て足跡の原因となります。
その他、
強い足跡を感じます。
良く整体院、整骨院のホームページに記載されている、
驚きの変化!ビフォーアフターの画像がありますが
その場で刺激を受けて変化しているだけで
まやかしも沢山あるのです。
だから積み重ねにならず、受ければ受けるほど効果を感じなくなるんです。これらは根本施術と謳いながら症状をごまかすだけの行為になります。
施術直後も関節可動域や筋緊張に変化がみられますが
直後の変化は気にしなくても大丈夫です。
施術後の変化に一喜一憂する事は、交感神経が過度に興奮するきっかけになるので良いことではありませんし
オステオパシーは、私たちの手が離れてから治療が始まると言われています。
呼吸が深くなる、自律神経の緊張がほどける、血流が良くなるのです。
睡眠をとったり、時間が経つにつれ細胞交換が活発になり、各種症状が軽快したりするのです。
その場の変化を重んじて、その後不調に悩まされても良いなら伸ばしたり揉んだり振動させたりでいいと思います。
しかし、ベストはご自身の身体が去年より元気になっている、痛みにくくなっている事ではないでしょうか?
ありがたい事に、コロナ過になっても私の事を知っていただき施術を受けて頂ける方が増えています。
本当にありがとうございます。
ですが、私のコンセプトを知らずにお申し込みをいただく方もいらっしゃいます。
違う欲求を満たそうとしても
お互いが不利益になるだけです。
という事で、今一度下記に当てはまる方はご遠慮ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!