腹式呼吸で自律神経を整える正しい方法




腹式呼吸で自律神経を整えようとしても、一向に体調がよくならないと思いませんか?

筆者自身もそうですし、腹式呼吸を続けて一向に体調が上向かない自律神経失調症の方もいらっしゃいます。

腹式呼吸は、副交感神経の働きを高め、交感神経の働きに傾いた自律神経のバランスをとり体調や精神を落ち着ける呼吸法です。

しかし、現実的にはおなかで息を吸って吐く事だけでは、自律神経は整わず様々な不調に見舞われます。


では、どのような事に気を付けて腹式呼吸を行えば自律神経は整うのでしょうか?

腹式呼吸と、自律神経に与える影響



腹式呼吸とは、息を吸い込むときに胸部で吸い込まず、腹部を膨らませるように吸い込む、そしておなかを凹ます様に吐き出す、これをを繰り返す呼吸です。腹式呼吸を行うと、副交感神経の活動を呼び起こす作用があるといわれています。

実際に、腹式呼吸を続け体調が整う要素は、どのような背景があるからでしょうか?


自律神経が整っている人の呼吸



自律神経が整っている人の呼吸は、深く長く静かに落ち着いた呼吸です。自律神経が乱れた人は、深い呼吸を試みると、体が固まっているためうまく吸い込めません。

この良い呼吸を手に入れるには、どのようなことをするべきでしょうか?

良い呼吸を得るためには、背骨の柔軟性が必要


特に、背骨が固まっていると呼吸が吸い込めません。背骨には自律神経の管(交感神経幹)があり、さらに胸部には呼吸筋である肋間筋があります。背骨が固ければ、自律神経は興奮し、呼吸筋も正常に動かない悪循環を繰り返します。

すべてが柔らかくなった状態で息が吸い込めれば、深く長く静かに落ち着いた呼吸ができます。そこを目指して腹式呼吸をしていきましょう。

自律神経を整える正しい腹式呼吸は、後方も底部も意識するべき

座禅
実践的な話ですが、腹式呼吸を行う際におなかの前だけでなく、背中側も意識してみましょう。

座禅を組んでもいいし、ひざや股関節が90度に保てる椅子でも構いません。

背もたれを使わず、姿勢を正し腹部や背中に息を吸い込みます。

余裕があれば、底辺の骨盤底部、側方の脇腹にも呼吸を入れ込んでいきましょう。

最初は、おなかも背中も、左右の感覚が揃うまで続けてください。徐々に深い呼吸を手に入れられるでしょう。

どこまで続けるべきか?


人によって呼吸を続ける時間は様々です。自律神経の乱れがひどい方、呼吸が浅くなって体が硬い方は、背骨の柔らかさ、骨盤底筋の柔らかさ、腹部だけに限らず、胸部での呼吸のしやすさ、終わった後の体の軽さ、柔らかさを実感するまで続けましょう。

ちなみに体が硬い方は足がしびれてしまうかもしれませんが、気にしないで毎日朝晩1回ずつ腹式呼吸を続けてください。

頭の思考が止まって気持ちも落ち着き、睡眠力もアップします。

この 腹式呼吸で自律神経を整える正しい方法
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鈴木 友貴(すずき ともたか)
鈴木 友貴(すずき ともたか)

柔道整復師・はり師・きゅう師(国家資格)
仙台市若林区生まれ・仙台市太白区育ち
オステオパシー歴14年東洋医学歴20年

国家資格の免許証
更新日2025/2/26

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