「心臓がドキドキするけど、これって逆流性食道炎のせい?」と不安を感じていませんか?
実は、逆流性食道炎と動悸は自律神経(脊髄神経の交感神経系)と関係している可能性があります。
逆流性食道炎の原因を辿ると、心臓への影響と結びついているメカニズムが見えます。
この記事では、そのを分かりやすく解説。動悸との違いや、それぞれの症状の特徴、放置した場合のリスクまで詳しくまとめました。さらに、日常生活でできる対策や、専門家による治療法もご紹介します。この記事を読めば、不安を解消し、適切な対処法を知ることができます。
まずは逆流性食道炎と心臓がドキドキする動悸について知りましょう。
逆流性食道炎とは、胃酸や胃の内容物が食道に逆流することで、胸やけ、吐き気、げっぷなどの症状を引き起こす病気です。食道と胃の境界には、通常は胃の内容物が逆流するのを防ぐための筋肉(下部食道括約筋)がありますが、この筋肉が弱くなったり、うまく機能しなくなったりすることで逆流が起こります。 日本消化器病学会雑誌
動悸とは、心臓の拍動のリズムが乱れる状態のことです。
広く言えば不整脈に分類されるようです。心臓は、規則正しい電気信号によって動いていますが、酸素供給を多く必要とする場合動悸が起こります。 日本循環器学会
逆流性食道炎と不整脈、動悸は、一見関係ないように思えますが、いくつかのメカニズムによって関連付けられています。
食道と心臓は、どちらも迷走神経と呼ばれる自律神経によって支配されています。
飲食や体調により、脳神経である迷走神経が刺激されると、逆流性食道炎が起こるとされています。
この迷走神経の経路は、心臓と同じ経路です。その電気信号の伝達により、動悸や不整脈を引き起こすことがあります。
なので心房細動という不整脈は、逆流性食道炎との関連が指摘されています。
横隔膜部の食道裂孔ヘルニアを合併している場合、呼吸が安定して行われていません。
ですから、酸素供給を必要として動悸や不整脈が起こる可能性が高くなります。 カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版【電子書籍つき】改訂第4版
このように、逆流性食道炎と不整脈や動悸は密接な関係があります。
そのため、逆流性食道炎の症状があり、心臓がドキドキする場合は、動悸や不整脈の有無についても注意深く観察する必要があります。また、不整脈や動悸の症状がある場合は、逆流性食道炎の可能性も考慮し、医師に相談することが大切です。
逆流性食道炎を患いながら心臓がドキドキする動悸を起こしたり、脈が飛ぶなど不整脈症状は様々ですが、どちらのほうが先に起こりどちらの方が重症なのでしょうか?
心臓がドキドキする動悸は、交感神経系の働きが高まった時起こりやすい症状である為、比較的起こりやすい症状です。
喘息でも呼吸の問題により、動悸は併発しやすくなります。
では、脈が飛ぶ不整脈はどうでしょうか?一般的な症状ではありませんよね?もし、脈が飛ぶという体感覚をご経験されているのであれば、少し状態は悪い方に傾いているのかもしれません。脈が飛ぶまで発展している方は動悸だけを感じている方より精神的な落ち込みが酷い傾向になるでしょう。
また実際に心臓に何らかの異常が出ている可能性もあるので一度診察を受けると安心材料になります。
「心臓がドキドキする」と感じた時、それが動悸なのか不整脈なのか、自分自身で判断するのは難しいものです。ここでは、動悸と不整脈の違いについて詳しく解説します。
動悸とは、心臓の拍動を異常に意識する状態のことを指します。心臓が強く鼓動したり、速く打ったり、場合によってはゆっくりと感じたりすることもあります。動悸は、必ずしも病気のサインではありません。激しい運動後や、緊張や不安、興奮などの精神的なストレスを感じた際に起こることも多くあります。また、コーヒーやアルコール、タバコなどの嗜好品によっても引き起こされることがあります。 多くの場合、一時的なもので自然に治まりますが、症状が続く場合は医療機関への相談が必要です。
不整脈は、心臓の拍動のリズムが乱れた状態のことを指します。心臓は、規則正しいリズムで収縮と拡張を繰り返して血液を全身に送り出していますが、このリズムが乱れると、脈が速くなったり(頻脈)、遅くなったり(徐脈)、脈が飛んだり(期外収縮)と、様々な症状が現れます。不整脈は、加齢や生活習慣、ストレス、睡眠不足、遺伝などが原因で起こると考えられており、動悸と同様に、必ずしも病気のサインではありません。 しかし、中には心臓の病気のサインである場合もあるため注意が必要です。 特に、めまい、失神、息切れ、胸の痛みなどの症状を伴う場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
逆流性食道炎によって起こる動悸には、以下のような特徴があります。
沢山食べると動悸がしやすいのは健常者でも同じです。胃食道と心臓は隣接しているため、胃が膨らみすぎた場合は、横隔膜上にある心臓の動きに影響します。
暴飲暴食、消化の悪い食べ物は、症状が出やすい傾向があります。
横になったり、前かがみになったりする姿勢は、胃酸が逆流しやすくなるため、動悸が悪化する傾向があります。 就寝時やデスクワーク中に症状を感じやすい方は、逆流性食道炎による動悸の可能性があります。
胃酸逆流の際は、呼吸は止まりますよね?
なので逆流性食道炎によって動悸を伴うことが多いです。
不整脈による動悸には、以下のような特徴があります。
不整脈による動悸の最も顕著な特徴は、脈が規則正しく打っていないと感じる点です。脈が一瞬止まったように感じたり、早鐘のようにドキドキしたりと、その感じ方は人それぞれです。安静時や運動時など、特定の状況で脈の乱れを感じたら、不整脈の可能性があります。
不整脈の中には、心臓のポンプ機能が低下し、十分な血液を全身に送り出せなくなるものがあります。このような場合は、動悸に加えて、息切れや胸の痛み、めまい、失神などの症状が現れることがあります。これらの症状は、命に関わる危険性もあるため、すぐに医療機関を受診する必要があります。
不整脈の中には、特定の動作や状況で起こりやすいものがあります。例えば、激しい運動中や、ストレスを感じている時、睡眠不足の時、カフェインやアルコールを摂取した時などに症状が出やすい場合は、不整脈の可能性があります。自身の生活習慣や症状が現れるタイミングを把握しておくことが大切です。
動悸や不整脈の症状を感じたら、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。
参考資料:
逆流性食道炎で心臓がドキドキする事はポピュラーです。姿勢不良による影響、迷走神経の影響や食事の関係、「生活習慣などをしっかり見直し改善を目指しましょう
進行しすぎれば心臓が大変な事、精神的にやられてしまうかもしれません。各医療機関を訪ねるべきでしょう。
仙台市青葉区の整体オステオパシーからだの治療院おあしすでは
逆流性食道炎で心臓がドキドキする不安にもご対応しています。
鈴木 友貴(すずき ともたか)
1979年9月生まれ
仙台市若林区出身 仙台市太白区育ち
◆経歴
2002年 卒業
仙台市 赤門鍼灸柔整専門学校
柔整科柔道整復科
柔道整復師免許所得
2008年 卒業
仙台市 赤門鍼灸柔整専門学校 鍼灸科
はり師きゅう師免許所得
2014年 卒業
代々木 全日本オステオパシー学院
2014年 開業
仙台市青葉区の整体オステオパシーからだの治療院おあしす